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国際「物を買い換えなくてもいい社会に」 スウェーデン政府が家電や車などの修理代金を減税へ


http://wired.jp/2016/10/10/sweden-change/

世の中には「計画的陳腐化」と呼ばれるものがあって、これがわたしたちの経済的・環境的破滅に
大きく関わっているとされている。わたしたちが購入する製品は、脆弱で、どんどん壊れやすくなっている。
そして、よく知られているように、修理するのは新しいものを購入するよりも費用がかかる。
これがいくらか発展の土台となっていることは、産業は物語ってきた。国民総生産を、
そして雇用を増やすには、わたしたちは売って、売って、売りまくらなければならない、と。
しかし、スウェーデンはそう信じていない。ある革命的な法案をもって、人々の生活に直接的な負担を与え
惑星を破壊するこの傾向を覆そうとしているのだ。
数カ月のうちに、このスカンディナヴィアの国は、修理に対する付加価値税を25パーセントから12パーセントに減らすかどうかを採決する。
これは、スマートフォンから自転車、洗濯機からおもちゃまで、すべての修理に対して適応されるだ。
さらに、消費者(むしろ、以後は「修理者」と呼ぶべきかもしれない)による支出については、申告に対してその半分が差し引かれる。

スウェーデン社会民主党と環境党緑の計算によると、「これは壊れた物品の修理を有利にするのに役立つ」。
スウェーデン財務大臣代理、ペール・ボールンド(環境党緑)はこう宣言した。
これは、従来の産業に影響を与えうる話だが、ボールンドによると別の産業に弾みをつけるもの
でもあるようだ──「修理産業」だ。比較的短期間の育成によって参入できる、数多くの雇用を生み出すというのだ
(例えば、この国で失業者のかなりの割合を占めている移民や難民に最適だ)。

この動きの主な目的は、当然のことながら環境保護にある。1990年以降、この国は二酸化炭素の排出を23パーセント減らし、
さらに前進する覚悟でいる。実際、工業生産による汚染は増加し続けている。

今回の「修理産業」を促進するのは、シェアリングエコノミーやメイカームーヴメントなのであろう。
例えば、あなたがもう少し「メイカー」になって、例えば「Repair Cafe」を開いている姿を想像してほしい。Repair Cafeとは、
壊れたミキサーを持って行けばお金を払わずに(もしくはほんのわずかな出費で)修理してくれる場所だ。
ランダで誕生して、世界の多くの都市に広まっている。それらは、修理をする能力のある人々の
おかげで成り立っているのだが、彼らは無償で修理を申し出てほかの人々にもやり方を教えている。
モノを捨てないスタイルや、モノをつくったり機能させる楽しみのために、壊れた物に新たな命を与えている。

これは子どもじみた感傷的な夢だろうか? まるで『長くつ下のピッピ』の「もの発見家」のようだと言うかもしれないが、
そのピッピにしたって、約70年前にまさにスウェーデンで創作されたのだ。

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